ここのところヴァニティ・フェア誌は、徹底的にトム・クルーズの過去とサイエントロジーの関係を洗っているが、はたして真意は……? 写真はニコール・キッドマン (C)BANG Media International

女優のニコール・キッドマンが、トム・クルーズとの離婚時にトムが信奉する新興宗教サイエントロジーによって、2人の子どもたちから引き離されていたことが発覚した。

ニコールがトムと離婚した2001年当時、6歳だった息子のコナー・クルーズと8歳だった娘のイザベラ・クルーズは、両親の離婚以降、父親のトムと生活を送っていた。最近になって、イザベラが母親のニコールとの関係が良好だと語っていたものの、ここにきてサイエントロジーがニコールとイザベラを会えないように仕向けていたらしく、サイエントロジー元幹部のマーティ・ラスバンがヴァニティ・フェア誌10月号に明かしている。

「(2人の結婚生活で)一番の問題は、ニコールがサイエントロジーとうまく折り合いをつけなかったことです」。さらに元サイエントロジストのジョン・ブロッソーもこう証言している。

「子どもたちがニコールを拒絶したのです。そうするように教団によって教えを受けていた。コナーとイザベラの2人は教団の講習を受講してました。P.T.S.(ポテンシャル・トラブル・ソース)とS.P.(サプレシブ・パーソン)という教義です。これは反社会的人格を持った人間だという烙印を押された、S.P.の人間と日常生活で関わり合いを持っている人たちに対する教団の講座なんです。これを受けたため(コナーとイザベラは)私に『ニコールはS.P.なんだ! ママはS.P.なんだ! もうママと会いたくないよ』と囁いてきたんです」

さらにジョンは、全教団員がニコールについて警告を受けて、ニコールの出演する映画を見ないように指示を受けていたという。「サイエントロジーの世界ではニコールは嫌われ者でした。一方でトム・クルーズの映画を全作見るように言われていたんです。もしニコールの出演している映画をもてはやせば、大変なことになりますよ」

ただCNNの報道によれば、これらの主張に対して、トムの弁護士であるバート・フィールズ氏は「ヴァニティ・フェアの記事は昔スーパーに置いてあるようなタブロイド紙で出ていたバカバカしい記事の焼き直しに過ぎません。ニセの関係者とやらの話を引用して、つまらない嘘八百を並べてるだけです」と反論している。

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