9月19日に未発表音源や未発表ライブ映像を収録した『BAD25周年記念盤』がリリースされるマイケル・ジャクソン。発売当初にマイケルは"1億枚"の売上を目標にしていたという (C)BANG Media International

2009年に急性プロポフォール中毒で亡くなったマイケル・ジャクソンだが、死の直前にかなり情緒不安定な状態に陥っていたという。

今回、ロサンゼルス・タイムズ紙が入手した複数のEメールによれば、マイケルが死の直前に準備していたライブ「THIS IS IT」のリハーサルなどの運営を行っていたツアープロモーターのAEG社のティム・レイウェケ社長とランディ ・フィリップスの両者は、ツアーの数週間前にマイケルの精神状態が不安定になっていたのを危惧して話し合いを重ねていたらしい。

2009年に行ったライブの記者会見の前にランディは、あるEメールで「マイケルは自分の部屋に閉じこもり、酔っ払って意気消沈している……なんとか僕が彼をしらふに戻そうとしてるんだけど」と綴り、さらにマイケルのことを"マスコミの前に立つのが死ぬほど怖く、マネージャーに服を着せてもらわなければならない"ほど、"感情的に麻痺してしまい、かなりの情緒不安定な状態"と表現している。その後にマイケルは麻酔薬プロポフォールの過剰摂取でツアーが始まる前に死亡することになる。

今回公表された複数のEメールは、AEG社と同ツアーを請け負っていた保険会社との裁判での資料の一部とのことで、その保険会社はAEG社が主張している1750万ドル(約13億7000万円)の無効を訴えている。

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