MongoDB is a scalable, high-performance, open source, document-oriented database.

MongoDB開発チームは8月29日(米国時間)、MongoDBの最新版となる「MongoDB 2.2」を公開した。MongoDBはC++で開発されているドキュメント指向のデータベースで、静的なスキーマに固定されることがなく、任意の長さのドキュメントを保持することが可能なNoSQLのひとつ。動的に変化するスキーマを持ったJSONスタイルのドキュメントを扱うことが可能で、優れたスケーラビリティと高いパフォーマンスを提供している。

MongoDB 2.2は柔軟性及びパフォーマンスにフォーカスを当てて開発されており、1000以上のバグフィックスや性能改善、新機能が取り込まれているという。MongoDB 2.2の主な変更は次のとおり。

  • プロダクションレベルでのアグリゲーションフレームワークの提供開始
  • コレクションから期限切れデータを削除するTTL(Time To Live)コレクションの許可
  • Tag Aware Shardingの追加
  • すべてのドライバ及びShardingインタフェース間の読み込み設定の標準化
  • コンカレンシーの強化

その他、認証の変更やWindows XPのサポート終了、mongodumpやmongorestoreといった各ツールの改良なども行われている。MongoDBはAGPL v3のもとオープンソースで公開されており、WindowsやMac OS X、Solarisなど様々なプラットフォーム向けにバイナリが提供されている。