女優の綾瀬はるか、俳優の岡田将生らが1日、東京・新宿ピカデリーで行われた映画『ひみつのアッコちゃん』の初日舞台あいさつに出席した。

左から、綾瀬はるか、岡田将生、吹石一恵 拡大画像を見る

映画『ひみつのアッコちゃん』は、赤塚不二夫の同名漫画の初の実写版で、大人に変身した小学生のアッコが、恋に仕事に一生懸命駆け抜けていくエンタテインメント作品。"鏡の精"(香川照之)に魔法のコンパクトをもらった10歳のアッコ(吉田里琴)は、22歳の自分(綾瀬)に変身し化粧品会社・赤塚でのOL生活を満喫する。アッコは、密かに恋心を抱くエリート社員の尚人(岡田)を助けるためにあの手この手を使って奔走するが――というストーリーで、映画は全国公開中。

舞台あいさつには、綾瀬、岡田、香川、吉田のほか、キャストの吹石一恵、大杉漣と川村泰祐監督が出席。綾瀬は登壇時につまずき「油断しちゃいました」と笑いを誘いつつ、「ようやく公開が出来てうれしいです」とにっこり。小学生のアッコを演じた吉田は「綾瀬さんが誕生日プレゼントをくれたり、岡田さんがチョコレートをくれてうれしかった。撮影が終わる時は寂しかったです」と撮影を振り返ると、吹石は「現場で綾瀬さんと岡田くんが、『自分の方がしっかりしてる!』と言い合っているのを、微笑ましく見守ってました」とエピソードを明かした。

同作で"鏡の精"という役柄を演じている香川は「男子ですけど、まさか『テクマクマヤコン』のセリフを言うことになるとは思ってなかった。このセリフを言えて幸せです」と満足げ。やりたかった役を聞かれた岡田は「"鏡の精"をやりたかった。尚人は大人びた役柄だったので……」と吐露すると、大杉は「綾瀬さんが本当に可愛くて、アッコちゃん役をやりたかった。僕は逆バージョンで若返るという設定でやりたい」と話して観客を笑わせていた。

左から、川村泰祐監督、吉田里琴、香川照之、綾瀬はるか、岡田将生、吹石一恵、大杉漣

また、イベントでは魔法の鏡にちなんだ鏡開きも行われ、綾瀬と吉田が照れながらも「テクマクマヤコン、テクマクマヤコン、大ヒットにな~れ!」と願掛け。綾瀬は「なりたい自分になるというメッセージ性がある作品。今から、みなさんの良い人生が始まりますように!」と終始なごやかムードだったイベントを笑顔で締めくくった。