火災保険の上限額に関する認知度

地震保険の補償額の認知度

SBI少額短期保険は8月23日から8月27日の5日間、地震災害に関するアンケート調査を実施した。調査は全国の持ち家に住む20代~60代の人を対象に行い、有効回答は500だった。

まず火災保険は、「地震」を原因とする火災・倒壊・地崩れ・土砂災害・津波・地盤沈下・液状化などでの被害が補償されないことを知っているか質問。すると、「知っている」「なんとなく知っている」の合計は86%だった。次に、地震を原因とする被害を補償する地震保険について。地震保険の保障額は、火災保険の半分までということを「知っている」「なんとなく知っている」と答えた人は49.0%だった。地震保険の補償額の上限については、まだしっかりと認知されていないようだ。

「地震」で住居が被災し、再建する場合には大きな費用がかかる。その費用の備えについて尋ねたところ、再建費用の80%以上を準備している人は全体の14.2%だった。また、現在住宅ローンを借りている人の中で、80%以上の再建費用を準備している人は9.9%と低いことが判明。借り入れ状況によっては災害発生時に返済中のローンに加えて、新たな再建のためのローンが発生し、二重ローンになる可能性が高いことが分かった。

Q.地震で倒壊した住居に関する再建費用は、何%準備できていますか?

続いて、「近い将来、現在あなたが住んでいる地域で大地震が発生すると思いますか」と質問。すると、58.8%が「発生する」「どちらかというと発生する」と回答。また、大地震が起こった際に62.4%の方が「被害を受ける」「どちらかといえば被害をうける」と感じていることも分かった。さらに、家庭で行っている地震対策についての質問では、約4割が非常用の食料と水や、避難グッズを備蓄していると回答。被災時の家族との連絡方法や避難場所を決めているのは、31.8%と半数以下だった。

Q.現在あなたが住んでいる地域で大地震が発生すると思いますか?

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