パンプスにブーツ。靴の種類によって分速は変わる

日本最大級の新築物件専門サイト「新築オウチーノ」は、不動産広告などで表示される徒歩所要時間を算出する方法の値「分速80m」について調査を実施。このほど調査結果を発表した。

「分速80m」という値は、「不動産の表示に関する公正競争規約(表示規約)第15条第11号」で定められている徒歩による所要時間を算出する際に使用する数値。この分速は「健康的な女性がヒールのサンダルを履いて歩いた時の平均分速」から算出されたといわれている。

同サイトは、「ヒールのサンダル」とは一体どの靴のことを指すのか、ヒールの種類と高さが異なる靴を7種類用意して調査。4名の成人女性が各種類の靴を履き、1kmあたりの所要時間を計測し、その平均分速を算出した。

その結果、「分速80m」の近似値となったのは、ヒールの高さ3cm未満の靴。それ以上の高さの靴だと、速度は遅くなるという結果が出た。ヒールの高さが10cmともなると、不動産広告上、徒歩1分の道のりを歩くと約1分16秒かかる。そのため、徒歩10分に換算すると約13分の時間を要する計算となる。

ヒールの高さが3cm以上の靴を履いて歩くと、徒歩による所要時間は不動産広告などで表示される所要時間より多くかかる。女性は履く靴に合わせて「徒歩○分」を再計算するのがいいようだ。

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