なお、現在のジョン・ガリアーノの新ディレクターは彼の片腕ビル・ゲイテンが担当している。写真はジョン・ガリアーノ (C)BANG Media International

英ファッションデザイナーのジョン・ガリアーノから、レジオン・ドヌール勲章が剥奪されたことが明らかとなった。

2009年に当時のニコラ・サルコジ仏大統領から同賞を受け取ったジョンだが、2010年から2011年にかけての反ユダヤ主義発言により、現在のフランソワ・オランド仏大統領がジョンから同賞を剥奪する決定を先週下したという。

人種差別と反ユダヤ主義発言をしたことにより逮捕され有罪判決を言い渡されたジョンは、クリエイディヴ・ディレクターを務めていたクリスチャン・ディオールと自身のブランド、ジョン・ガリアーノから解雇されている。

ガリアーノは、パリのカフェでカップルに対して人種差別と反ユダヤ主義発言をしたため逮捕。さらにパリのバーである女性グループに暴言を吐き、自分はナチスの主導者アドルフ・ヒトラーが好きだと宣言する模様を撮影したビデオも公開されたことで、フランス当局から「家柄や宗教、人種そして民族的背景を理由に、公の場で相手を侮辱した」として訴えられ6,000ユーロ(約65万円)の罰金を支払っている。

ただジョンは完全にファッション界から追放されているわけではなく、昨年のケイト・モスの結婚式ではケイトのドレスのデザインを手がけている。

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