ソニーは8月29日、液晶テレビ「BRAVIA(ブラビア)」の「HX950」シリーズを発表した。65V型(「KDL-65HX950」)と55V型(「KDL-55HX950」)がラインナップされ、いずれも発売は11月10日。価格はオープンで、推定市場価格は65V型が65万円前後、55V型が38万円前後となっている。

「ブラビア HX950」シリーズ

ソニーが「ブラビア」史上最高画質を謳うモデル。「HX920」シリーズで採用されていた直下型部分駆動方式のLEDバックライトや「インテリジェントピークLED」を改良した「新インテリジェントピークLED」を搭載する。

従来のインテリジェントピークLEDでも、映像内の暗い部分の電力を抑えるとともに、明るいエリアを光量を高めて強調することは行われていたが、新インテリジェントピークLEDでは、明るいエリアをさらに強調。より高いコントラスト比が得られ、メリハリのある映像を表現できるようになった。

さらに、「HX850」シリーズで搭載された「スマート高画質3大テクノロジー」も採用。スマート高画質3大テクノロジーは、データベースを参照して超解像処理を行う「X-Reality Pro」や、240Hz(4倍速)駆動パネル、液晶面と表面ガラスの間の空気層を樹脂層に置き換えて鮮やかな表現を可能にした「オプティコントラストパネル」で構成される。

付属するリモコンには「SEN」ボタンが設けられている

また、ソニーが2012年春モデルから本格展開するネットワークサービス「Sony Entertainment Network(SEN)」にも対応。「YouTube」や「U-NEXT」「Hulu」などのネット動画、オンラインショッピング、「Twitter」「Facebook」「Skype」などのSNSがテレビ上で手軽に利用可能だ。これらのサービスを手軽に利用できるよう、付属するリモコンには「SEN」ボタンが設けられている。

搭載するチューナーは地上/BS/110度CSデジタル×各2基。外付けHDDへの番組録画や裏番組の録画も可能になっている。

その他の主な仕様は、表示画素数が1,920×1,080ドット(フルHD)で、内蔵スピーカー出力が10W×2+10Wとなっている。サラウンド回路にはS-Force フロントサラウンド3Dを採用。

接続インタフェースはHDMI入力×4系統、D5入力×1系統、ビデオ入力×1系統、D-Sub×1系統のほか、ヘッドホン出力×1系統、光デジタル音声出力×1系統、USBポート×2基、LANポート(100BASE-TX)×1基を備える。

サイズは65V型がW150.6×D37.4×H96.5cm、55V型がW128×D36.9×H82.9cm(いずれもスタンド含む)、重量は65V型が47.7kg、55V型が29.6kg(同)だ。

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