AKB48のチームAから、姉妹グループHKT48への移籍が決まった多田愛佳が28日、東京・紀伊國屋書店本店で、主演映画『×ゲーム2』のDVD発売記念イベントを行なった。

主演映画『×ゲーム2』のDVD発売記念イベントで、HKT48移籍の真相を告白した多田愛佳

24日から26日まで行われた、前田敦子のラストライブ「AKB48 in TOKYO DOME ~1830mの夢~」の初日、グループ全体のメンバー異動が発表された。そこでAKB48から博多を拠点に活動するHKT48への移籍を言い渡された多田だったが、この日、「自分で決めたことだったんです」とその真相を明かした。

2006年にAKB48のオーディションに合格し、その後、派生ユニットの渡り廊下走り隊7としても活動していた多田。移籍を迎えるまでの日々を「(AKB48メンバーが)上も下も詰まっていて、未来が見えなくなっちゃってました」と思い悩み、そのことを秋元康氏に相談したところHKT48への移籍が提案された。正式に移ることが決まった今、多田は「HKTに行っても未来がどうなるか分かりませんが、明るい未来が待っているんじゃないかと思いました」と笑顔で現在の心境を語った。

多田は、今年の6月に同じくHKT48に移籍した指原莉乃よりも2期早くAKB48に所属。年齢的には年下だが、「今までは下のほうにいて甘えてばかりいたので、これからは甘えられるようなお姉さん的存在でがんばって、そしてもちろんセンターを張ります」と新天地への意気込みを語った。また、映画『×ゲーム2』にちなみ、指原に対して「さっしーは高いところが苦手なので、バンジージャンプの罰ゲームをしてほしい」と冗談交じりに話していた。

本作は、作家・山田悠介の同名小説をもとに映像化された作品で今回が第2弾となる。AKB48内のユニットグループ「渡り廊下走り隊走り隊7」の菊地あやかと仲川遥香からバトンを受け、今回は多田が主演を務めることになった。完全オリジナルストーリーでスケールアップした"罰ゲーム"の恐怖が、現在発売中のDVDで体感することができる。多田が演じるのは、女子高生の佐伯美鈴。何者かに襲われ教室と思しき密室に連れ去られた彼女は、荻原裕子(平嶋夏海)をはじめとする、PTA役員、ニート、暴力的な男らが監禁されていることを知る。強制的にはじまった"授業"で、次々と問題を出される5人。それに答えられなかったとき、悪夢の「×ゲーム」が執行されていく。