何らかの節電をしている人は9割以上だが、昨年よりわずかに減少

大和ハウス工業は23日、メールマガジン会員に対して行った、節電に関する意識調査の結果を発表した。調査は7月12日~22日に行われ、節電への取り組み方法について計2,740件の意見を得た。

節電はストレスがたまる!?

「あなたの節電への取り組み状況は?」と聞いたところ、「積極的に節電している」が16.7%、「できる範囲で節電している」が73.6%となり、合わせて9割以上が節電を心掛けていた。しかし「節電についてストレスを感じていますか?」という質問に対しては、約33%の人が「とても感じている」「やや感じている」と答えた。

日常生活で使えなくなると困る家電は、断トツで「冷蔵庫」

「日常生活で使えなくなると困る電化製品をお選びください」という質問に対して、もっとも多い回答は「冷蔵庫」の約51%だった。次いで「パソコン」の約10%、「携帯電話・スマートフォン」の約9%、「テレビ」の約8%となった。

冷蔵庫が回答の大半を占めた理由としては、乾電池でも動く携帯電話や照明、もともとは人力で行っていた掃除機&洗濯機とは異なり、家の中にある主な家電のなか24時間常に電源が入っており、「食料を保存する」という重要な機能があるためと考えられる。現代の生活で冷蔵庫の重要性が再認識されたのではないだろうか。

また、節電に対するフリーアンサーでは、以下のような意見があがった。
・過度のストレスにならないように努める。(20代女性)
・充電等は夜中の安い時間帯にする。(30代女性)
・照明を全部LEDに替えた。(30代女性)
・炊飯器の使用をやめてガスでごはんを炊くようにしたら、かなりの節電効果があった。(30代女性)
・契約しているアンペアを60Aから50Aに変更し、使い過ぎるとブレーカーが落ちるようにした。(40代女性)
・冷凍庫を1台休ませている。(50代女性)
・お金をかけずに節電したいので、新しい節電商品は購入しません。(50代男性)
・テレビは消して乾電池式のラジオを聞いています。(50代男性)
・とにかく家にいないこと公共施設で過ごす。(50代女性)

アンケートでは、この他にも「昨年と比較して節電への取り組み意識は変わったか」「節電に関してどのようなことに取り組んでいるか」「今年に入ってひとつでも節電商品を購入したか」などの興味深いデータが発表されている。アンケートの詳細内容は、「大和ハウス工業のアンケートページ」で。

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