JRグループは10月5日、昨年まで「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」として販売されていた乗車券を、装い新たに「秋の乗り放題パス」として発売する。

「秋の乗り放題パス」も、石勝線新夕張~新得間で特急「スーパーとかち」(写真)や「スーパーおおぞら」の普通車自由席に乗れる

同乗車券の利用期間は10月6~21日で、うち3日間、全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席と、JR西日本宮島フェリーが乗り降り自由に。普通・快速列車の普通車指定席を利用する場合は座席指定券が、グリーン車自由席に乗車する場合はグリーン券が別途必要になる。

春・夏・冬期に発売される「青春18きっぷ」との共通点も多く、「秋の乗り放題パス」も特例として、石勝線新夕張~新得間、津軽海峡線蟹田~木古内間、奥羽本線新青森~青森間の各区間内で特急・急行列車の普通車自由席に乗車可能(区間外にまたがる場合は乗車全区間の乗車券・特急券などが必要)。JR九州の宮崎~宮崎空港間でも特急列車の普通車自由席に乗車できる。JR線と接続する青森駅、野辺地駅、八戸駅の3駅で乗車・下車する場合に限り、青い森鉄道線の八戸~青森間も利用可能だ。

「秋の乗り放題パス」は全国のJRの駅や旅行センター、おもな旅行会社などで発売され、価格はおとな7,500円、こども3,750円。同乗車券1枚を複数名で利用するのは不可。発売にあたって利用アンケートも行うとのこと。

なお、JR西日本の「鉄道の日記念 JR西日本一日乗り放題きっぷ」は今年も引き続き発売。乗車日当日に限り、JR西日本全線の普通・快速列車の普通車自由席とJR西日本宮島フェリーが乗り放題となり、発売日は10月5日で利用期間は10月6~21日。発売額はおとな3,000円、こども1,500円となっている。