凸版印刷は、O2Oプロモーションシステム「LinkPlace」をパーソナル・クラウド・サービス「Evernote(エバーノート)」と組み合わせ、展示会や店頭での資料配布用途に拡張した新サービス「LinkPlace for Exhibition(リンクプレイス フォー エキシビジョン)」を開発、8月下旬より提供を開始する。

同サービスは、展示会や店頭で配布されている資料データを手軽に入手できるようにするもの。このサービスを利用することで、来場者は展示会場で配布される重い資料を持ち帰る必要がなくなり、携帯電話やスマートデバイス、PCから「Evernote」にアクセスすることで、資料の内容を確認できる。

来場者が展示会の事前参加登録を行う際、「Evernote」のアカウント情報を記入。展示会当日、登録者は自身のアカウント情報が記録されたICタグを会場受付で受け取り、展示会場の興味を持ったブースにリーダとして設置されたNFC搭載デバイスにかざすと、来場者の「Evernote」に展示概要や商品概要などの資料データが届く流れとなっている。

また、利便性の向上だけでなく、出展企業や団体が展示会で配布する資料のペーパーレス化も実現。さらに、展示会の事前参加登録の際に入力される氏名や住所などの情報を基に、来場者にダイレクトメール(DM)やカタログを送信するといったプロモーションの負荷を削減できる。

同サービスの初期導入システム費用は150 万円~(※カスタマイズ、運用費用、企画費用は別途)。このサービスに「LinkPlace」のスタンプラリー機能や投票機能を組み合わせ、展示会場で来場者参加型のプロモーションを行うことも可能となっている。

なお、9月12日~9月14日に開催される「第14回自動認識総合展」のトッパンブースにて、同サービスの展示が行われる予定だ。