10月6日公開の映画『ツナグ』の大ヒット祈願イベントが13日、東京・神田の神田明神で行われ、主演の松坂桃李と樹木希林、平川雄一朗監督が出席した。

映画『ツナグ』の大ヒット祈願イベントした樹木希林、松坂桃李、平川雄一朗監督(写真中央) 拡大画像を見る

本作は、最新作『鍵のない夢を見る』で第147回直木賞を受賞した辻村深月の同名小説を『ROOKIES‐卒業‐』の平川雄一朗監督が映画化。死者との再会を望む人々と、その仲介を司る使者(ツナグ)として他人の人生に深く関わっていく主人公の高校生・歩美を、映画単独初主演となる松坂桃李が熱演している。

この日は松坂と樹木希林、平川監督が江戸総鎮守の神田明神を訪れ、巨大絵馬を奉納して大ヒット祈願。祈祷した後に完成報告会が行われ、報道陣の取材に応じた。主演の松坂は「やっと完成して嬉しい思いでいっぱいです。大ヒット祈願ということで、大ヒットをすることも大事ですけど、見てくれる人の心に残る作品になればと思います」と公開が待ち遠しい様子。初共演となった樹木の印象を「撮影前は樹木さんや仲代(達矢)さんといったベテランの俳優さんの中で存在感をどう出せるか心配でしたが、温かく包み込んでくれて、撮影というより同じ時間を過ごした感じでした。安心感と幸福を同時に与えてくれる人で、刺激にもなりましたし、次にいかしたいと思います」と絶賛した。松坂に褒められた樹木は「ただ長くやっているだけですから」と照れ笑いを浮かべて「あくのない若者。影をのぞき込みたいけど、裏表がない感じですよね」と松坂には好印象の様子だった。

樹木といえば、娘・内田也哉子の夫である本木雅弘が所有するのマンションに住んでいたお笑いコンビ・オセロの中島知子が、未納分の賃貸料785万円を一括返済したと報道されたばかり。その点については「彼女が返済したかは別にして、補償会社がちゃんとしてましたから、もうとっくの昔に済んだ気持ちでいましたけど」と明かし、「頑張ってもらいたいと思います」と中島の新たな出発にエールを送った。

映画『ツナグ』は、10月6日より全国公開。