OpenGL is the most widely adopted 2D and 3D graphics API in the industry, bringing thousands of applications to a wide variety of computer platforms.

Khronosグループは8月6日(米国時間)、2Dおよび3DグラフィックAPI仕様の「OpenGL 4.3」、モバイル向けの3DグラフィックAPI仕様の「OpenGL ES 3.0」を公開した。OpenGL 4.3はこれまでのバージョンと互換性を確保しつつ、開発者からのフィードバックの統合や最新のGPU機能を使用できる機能などが追加されている。OpenGL ES 3.0についてもOpenGL ES 2.0との後方互換を保持している。

OpenGL 4.3では、GPUの並列処理によるシェーダ演算や大量のデータを渡すためのシェーダストレージバッファ、テクスチャパラメータの限界を発見するためのテクスチャパラメータクエリ、ETC2/EACテクスチャ圧縮、デバッグ受信、テクスチャビューなどの機能が新たに追加された。

OpenGL ES 3.0ではインスタンスレンダリングやオクルージョンクエリ、トランスフォームフィードバックといったアクセラレーション機能の強化や整数及び32ビットの浮動小数点計算に対応したGLSL ESの新バージョンがサポートされている。また、OpenGL 4.3と同様にETC2/EACテクスチャ圧縮機能も追加された。