8月10日公開の映画『トータル・リコール』のジャパンプレミアが7日、都内で行われ、タレントの高田純次とおバカタレントとして活躍中の鈴木奈々が出席した。

映画『トータル・リコール』のジャパンプレミアに出席した高田純次と鈴木奈々

鈴木は同作を「彼氏や恋人と見るのは最高の作品だと思います」と紹介。最近、交際相手にプロポーズをして玉砕したばかりだが、「来年には絶対にゴールインしたいなという気持ちです。今している指輪は結婚指輪じゃないんですけど、彼との愛の証のペアリング!」と薬指に光る指輪を披露した。

同作はアーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画『トータル・リコール』(1990年作)のリメイク作品。わずかな土地で裕福な暮らしを送るブリテン連邦と貧しいコロニーの2つの地域にわかれた世界では、人々が退屈な日常の中で刺激を求め、人工記憶を買うことで日々の不満を解消していた。コロニーに住むクエイド(コリン・ファレル)もその一人で、工場で働く毎日に嫌気が差した彼は人工記憶センター、リコール社を訪れる。ところがそこでの事件をきっかけに、2つの地域の運命をにぎる戦いへと巻き込まれていく。

映画のPR大使として"記憶販売"会社リコール社の日本支社長に就任した高田は「どうもみなさんこんばんは。ごめんなさいね、いい男で」といつもの"高田節"であいさつ。観客を前に「2時間たっぷり楽しんで頂いた後にお食事でもして、またその後に夜中から男子サッカーを見て、今日は最高の一日になるんじゃないかと思います」とロンドンオリンピック・男子サッカーで準決勝のメキシコ戦を数時間後に控えた日本代表について触れた。見どころについては「最初のタイトルから最後のタイトルまで」と言い、「息をつかせぬアクション! でも本当に息をしないと死んじゃいますからね」と終始観客を盛り上げていた。

壇上では劇中でも登場した記憶注入装置が再現され、鈴木奈々が「東大生の記憶を注入する」というパフォーマンスも行われた。劇中さながら、記憶を植え付ける椅子に座り、記憶を注入し終わった鈴木は「ちょっとフラフラしますけど…頭が良くなった気がします」とまるで別人のよう。しかし、その後「九九」や「元素記号」の問題が出されたものの散々の結果で、「ちょっと! 話が違うじゃないですか」と詰め寄る鈴木に対し、高田は「では私のほうから質問しますよ。ラーメンとタンメン、どちらがチャーハンですか?」と意表をついた質問。鈴木が即座に「タンメン!」と答えると、高田は「正解! すばらしい!」と記憶の植え付けが成功に終わったことを祝福した。