トレンドマイクロは8月7日、クラウド型セキュリティ技術基盤「Trend Micro Smart Protection Network」(以下、SPN)を拡張することを発表した。新たにクラウドインフラに統合するデータベースおよび既存データベースを強化したほか、クラウド上のビッグデータの相関分析の強化を行っている。

SPNは、パターンファイルなどのデータベースをクラウド上で管理するソリューション。今回新たに、モバイルアプリの不正な活動のほかアプリが使用するプライバシー情報や電力消費量を評価する「Mobile App Reputation」、OSやアプリケーションのぜい弱性を悪用した攻撃コードを検出するための「ぜい弱性ルール」、企業内のネットワーク環境で不審な通信を検出するための「ネットワークトラフィックルール」、検出精度を高めるための正規アプリケーションのデータベース「ホワイトリスト」が統合される。

また、既存データベースの強化として、ファイルの普及状況や地理・時期を含めた発見状況からも評価するコミュニティフィードバックの機能をクラウドインフラに実装、サンドボックスやエミュレータを用いたLive AnalysisによりWeb評価の即時性を向上などが実施された。

さらに、クラウド上のビッグデータの相関分析の強化として、標的型攻撃などの連続した攻撃に対して、標的の組織、攻撃手法、地理的な情報の関連性の可視化や、複数の脅威・活動の組み合わせを分析し、より適切で即時性の高いソリューションの提供、「サイバークリミナルリサーチ」として、攻撃者が利用するツールや手法といったアンダーグラウンドの情報を全世界に配置した監視センサーで収集し、同社の調査・分析エンジニアが解析しいち早い警戒情報の周知やソリューションの提供、各国の法的機関との連携などが実施された。