Google Chrome runs web pages and applications with lightning speed.

Googleは31日(米国時間)、Chormeの最新安定版となる「Chrome 21」を公開した。Chromeは、Googleが提供しているWebブラウザで、世界でもっとも広く利用されているブラウザのひとつ。

Chrome 21の主な新機能は次のとおり。

  • getUserMedia APIのサポート
  • プロトタイプ版Gamepad APIの追加
  • Retinaディスプレイへの対応
  • Google Cloud Printとの統合
  • TLS 1.1を標準で有効化
  • セキュリティホールやバグを修正

Chrome 21では、Webアプリケーションがプラグインが無くてもカメラやマイクロフィンにダイレクトにアクセスできるように、getUserMedia APIがサポートされている。これはWebRTC(Web Real Time Communication)対応の一環で、JavaScriptを利用して動画や音声でリアルタイムにコミュニケーションが行えるようにするというもの。この機能を体験できるデモサイトとして「Magic Xylophone」や「Webcam Toy」が公開されている。

その他、プロトタイプ版だがGamepad JavaScript APIが導入され、Webゲームでゲームパットが扱えるようになった。また、Googleが提供しているCloud Printが統合されており、Cloud Printに登録したプリンタがChromeの印刷ダイアログに表示されるようになっている。