イケア・ジャパンは、さまざまな幸福度調査ランキングで常に上位を占めるスウェーデンと日本で、20代~30代の男女1,600名を対象にした「幸福とお部屋環境に関する調査」を実施した。

日本とスウェーデンで、幸福だと思っている若者の割合は大差なし

「日々、幸せか」との問いに「幸せ」答えた人は、日本が約55%、スウェーデンが約58%だった。世界幸福度ランキングで7位のスウェーデンと90位の日本だが、若者の幸福度に大きな違いはないようだ。

日本はとても幸せな人とまったく幸せでない人の割合が高い

また「幸せな人生を過ごすのに、普段過ごす部屋環境はどの程度重要だと思うか」を尋ねたところ、幸せな人ほど重要度が高かった。

自分の部屋が自分の好みになっているかは重要

次に「自分の部屋を自分らしい空間にしたいと思うか」を尋ねたところ、日本の約67%、スウェーデンの約58%が「そう思う」と回答。自分の部屋に対するこだわりは日本がやや多い結果となった。

しかし「現在の自分の部屋が自分らしい空間になっていると思うか」との問いに「そう思う」と答えたのは、スウェーデンが約67%だったのに対し、日本は35%に留まった。日本では、部屋に対する思い入れはあっても、実際に自分らしい部屋を作るのは苦手のようだ。

自分らしい部屋環境が実現するほど幸福度が高まる

「現在、自分の部屋のスペースを最大限活用できていると思うか」との問いには、日本の約45%、スウェーデンの約17%が「できていない」と回答。また、さらに「あなたは、自分の部屋の収納をうまく整理できていると思うか」との問いに「できている」と回答したのは、スウェーデンの57%に対し日本では約22%に留まった。

細かい作り込みが得意な日本人は、意外にも収納ベタだった

国土交通省の建設統計要覧、総務省統計局の平成15年住宅・土地統計調査から新設住宅の一戸当たり平均床面積を調べたところ、日本が120平方メートルだったのにしスウェーデンは72平方メートルと、日本の住宅はスウェーデンの約1.7倍の広さがあった。しかし、日本人はそのスペースを活用しきれていないと考えられる。

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