矢沢永吉が1日、東京・渋谷スペイン坂スタジオで行われたTOKYO FM『シンクロシティ』の公開生放送に出演した。矢沢はこの日、約2年ぶりとなるニューアルバム『Last Song』をリリース。ラジオ番組の生出演は11年ぶりとなる。

多くのファンに囲まれて、ラジオの公開生放送を行った矢沢永吉 拡大画像を見る

同アルバムは、そのタイトルが意味深なことから話題になっているが、矢沢は「(アルバムの)11番目の曲のメロディが浮かんできたとき、同時に『Last Song』って言葉がきたんだよね。それで、タイトルは『Last Song』で、『矢沢版 My Wayみたいな歌詞』を(作詞家の)山川(啓介)さんに頼んだんだ。そうしたら、すごくいい歌詞があがってきて、自分で歌ってるくせにホロッときたね」と話した。

放送中は終始ご機嫌だった矢沢

パーソナリティーから、「かっこいい」をテーマにした質問をされた矢沢は、「飲み屋なんかで『武道館で歌っている人と同じですか?』って言われるんですよ。『(ただの)おっさんです』って。でも、それも嫌いじゃないんだけど」と意外な一面を明かした。また、普段から体型を維持するために運動をしているのかを聞かれると、「今はライブ目前だから、声のトレーニングや熱いところに慣れたり、走ったりをしてます。基本はさぼり魔なんで、ライブがないとさっさと辞めますけどね」と話した。

今年で、デビュー40周年を迎える矢沢。9月1日には、日産スタジアムでの記念ライブも決定している。矢沢は、「今でこそ女性もいるけれど、男という連中が矢沢を応援してましたね。(ライブでも)95パーセントが男。会場がポマード臭い。ヤローばっかの歴史だった」と振り返った。さらに、「女性は大好きだけど、男(のファン)と(歩いて)きたという歴史はファンキーだと思います」と語った。記念ライブについても、「そうとう熱いんじゃないかと思います。温度の熱さとオーディエンスの熱さで。僕は死なずに帰ろうと思ってます」と意気込みを語っていた。