NECライティングは8月1日、「LIFELED'S(ライフレッズ)」ブランドのLED電球「LDA6N-G-E17/S」「LDA6L-G-E17/S」を発表した。発売は8月13日で、価格はオープン。推定市場価格は3,000円前後となっている。

横方向への配光を強化した、ミニクリプトン球互換のLED電球「LDA6N-G-E17/S」「LDA6L-G-E17/S」

LDA6N-G-E17/SとLDA6L-G-E17/Sは、E17口金を採用したミニクリプトン球互換のLED電球だ。近年、天井に取り付けられているダウンライトには、電球を横向きに取り付けるタイプのものが増えてきている。これは、限られたスペースでなるべく天井高を高く取るための工夫だ。だが、この場合は床方向へ光を届けるには広い配光角が求められるため、通常のLED電球は使いにくい。

横向きや斜め向きにLED電球を取り付ける場合、広い配光が求められる

この問題に対する各社の対応策はさまざまで、パナソニックでは、斜め取り付け専用のLED電球を発売、アイリスオーヤマでは、横方向に向けて光を発するLED電球を発売している。

LDA6N-G-E17/SとLDA6L-G-E17/Sは、配光角を290度へと広げると同時に、横方向への配光をより強くすることで、この問題に対処した製品。ダウンライトに横や斜め向きに取り付けるタイプのLED電球を使用した場合、その配光パターンは、LED電球の配光角そのものということになる。それに対して、LDA6N-G-E17/SやLDA6L-G-E17/Sを取り付けた場合は、ダウンライトに装備されている反射板が有効となり、そのダウンライトでもともと想定されていた配光角に近いライティングを行うことが可能になる。

LDA6N-G-E17/Sは昼白色相当で全光束が600lm(ルーメン)、LDA6L-G-E17/Sは電球色相当で全光束が500lm。消費電力はいずれも6Wで、効率はLDA6N-G-E17/Sが100lm/W、LDA6L-G-E17/Sが83.3lm/Wだ。断熱材施行器具や密閉器具にも対応しており、ダウンライトだけでなく、小型の浴室灯など幅広い場所で利用できる。サイズはφ38×80mmで、重量は50g。