女優の長澤まさみが、10月スタートのフジテレビ系土曜ドラマ『高校入試』に主演し、高校教師役に初挑戦することが7月31日、明らかになった。

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同作は、『告白』、『少女』、『贖罪』などのヒット作で知られるベストセラー作家・湊かなえが脚本を書き下ろした作品で、名門高校の入学試験を舞台にさまざまな事件が起こる教育ミステリー。長澤が演じるのは、高校の英語教師・春山杏子で、高校まで海外で過ごした帰国子女で、海外生活が長いゆえに、日本特有の古くさい考え方を全く理解できず、思ったことはダイレクトに言ってしまいがちだが、生徒とも仲が良い役柄だ。

長澤は「湊さんの独特な世界観に少しでも触れられる貴重な経験ができ、本当に光栄です」と出演を喜び、台本については「ハラハラドキドキと切実に繰り広げられてゆく展開、結末への勢いやスピード感にとても吸い込まれました」と期待を寄せている。

連続ドラマの脚本初挑戦となった湊は「小説は完成図で脚本は設計図だと考えているので、まったく別物に挑んだ気分です。登場人物一人一人に"思い"があり、それを伝えるためにはどうすればよいか考えながら、時間をかけて書いていきました。あとは、監督や役者さんたちがどのような世界を作り上げてくれるのか、見た人がどのように受け止めてくれるのかを、楽しみにしています」と自信を見せている。また、「一作ごとに新しい顔を見せてくれる長澤まさみさんが、新任の熱血先生をどのように演じてくれるのかとワクワクしています。これまでにない長澤さん、長澤さんにしか表現できない先生に、会うことができるのではないでしょうか」と太鼓判を押している。

ほか、共演は教師役に南沢奈央、中尾明慶、徳山秀典、斉木しげるら。演出は、『僕の生きる道』、『金田一耕助』シリーズの星護、北川学。企画プロデュースは、羽鳥健一。