なお、7月初めには、撮影に使われる予定だったブダペストの建物が火事で全焼。本作はテロリストを相手にブルース・ウィリス演じるジョン・マクレーンとその息子の活躍が描かれる (C)BANG Media International

言わずと知れた大ヒットアクション映画『ダイ・ハード』シリーズの最新作であり、現在撮影が進んでいる『ア・グッド・デイ・トゥ・ダイ・ハード』だが、本作のカーチェイスシーンは撮影に78日間もかかったという。

ブルース・ウィリスがおなじみのジョン・マクレーン刑事を演じるシリーズ第5弾のメガホンをとるジョン・ムーアは今回、シリーズ史上最高のアクションになるとエンパイア誌に語った。「モスクワでのカーチェイスシーンを撮影するのに78日間もかかったんだ」

さらにムーア監督は、1作ごとにハードルが上がっていく観客の期待に応えるためにも、ユーモアの要素は今作では少なめにしたという。「世界的な金融危機だか何だか知らないけど、世の中の人たちはもうくだらないものにはウンザリしてると思うんだ。どんな商品やシリーズものを盛り上げようとしたって、世間はシニカルになってるんだ。だから駄作じゃだめなんだよ。ハードルは上がってきているよね……もちろんギャグのいくつかや、おなじみのマクレーン節は盛り込み済みさ。でも、モスクワに来てわざわざ『アメリカが冷戦に勝ったんだ』的な調子で暴れまわるなんてバカなことはしないよ。以前のような『ダイ・ハードの続編』じゃないんだ。一応それだけは言っとくよ……」

『ア・グッド・デイ・トゥ・ダイ・ハード』は2013年2月14日に全米公開予定だ。

(C)BANG Media International