ホンダは7月29日、国立長寿医療研究センターが8月下旬より開始する介護予防の効果を検証するプログラムの1つに、脚力が低下した人の歩行をサポートするロボット「リズム歩行アシスト」を提供すると発表した。

左から、リズム歩行アシスト、リズム歩行アシストを装着している歩行者

同検証プログラムは、生活支援ロボットの安全性技術に関する規格の整備を目指す新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「生活支援ロボット実用化プロジェクト」の一環として参画するもの。

加齢により脚力の低下した人を対象とし、7月29日に愛知県大府市のリソラ大府ショッピングテラス内に開設した「健康増進・老年病予防センター」を拠点に、近隣の遊歩道などを利用して行われた。ホンダは、国立長寿医療研究センターに40台のリズム歩行アシストを提供、歩行時の歩行周期データなどを活用し介護予防の効果を検証する。

「リズム歩行アシスト」の試作機はモーター間内寸が310mmのSサイズ、340mmのMサイズ、380mmのLサイズの3サイズが用意されており、Mサイズの重量は2.4kg。駆動方式はブラシレスDCモーター、バッテリー(種類/容量)はリチウムイオン2次電池/22.2V-1Ah、一充電稼働時間は1時間以上(4.5km/h歩行時)となっている。