トム・ハーディ演じる最凶最後の敵ベイン。予告編では、バットマンから剥ぎ取ったと思われるマスクを持っていたが…… (C)BANG Media International

週末7月28日(土)に日本公開を控えたクリストファー・ノーラン監督最新作『ダークナイト ライジング』。一足先にアメリカで公開された本作だが、初日3日間オープニング興行収入で史上3位を記録したことが明らかとなった。

7月20日未明にコロラド州で起きた初回上映中の銃乱射事件が甚大な被害をもたらしたという要因があるにも関わらず、本作は3日間のオープニング興収で、2億740万ドル(約162億円)を叩き出した『アベンジャーズ』、1億6,920万ドル(約132億円)の『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2』に続き、全米歴代3位となる1億6,090万ドル(約126億円)という好成績をマークしている。

2008年の前作『ダークナイト』のオープニング興収は1億5,840万ドル(約124億円)を記録しており、3部作のラストを飾る『ダークナイト ライジング』は前作を僅差で上回っている。2009年に公開され史上1位の興行収入7億6,050万ドル(約646億円)となった『アバター』が公開される以前の2008年時点で、『ダークナイト』は当時6億5,854万ドル(約573億円)で歴代興収1位を記録していた『タイタニック』に次ぐ、5億3,334万ドル(約560億円)で当時の興収歴代2位にランクインしていた。

なお、今回の3日間オープニング興収で歴代1位と2位となっている『アベンジャーズ』と『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2』は共に3D作品のため、チケット単価が2D作品である『ダークナイト ライジング』よりも高いことがまず前提としてある。さらに、コロラド州オーロラの映画館での銃乱射事件を受け、ワーナー・ブラザースは興行収入の発表を23日まで延期しており、他社もこれに追随している。

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