新日本法規出版は7月24日、同社の発行する加除式書籍をデータベース化し、オンラインで提供する有料サービス「新日本法規オンライン」を開始した。加除式書籍は、掲載されている法令・通達の改正や新しい事例の追加などにより内容に変更の必要が生じた場合に、該当ページ部分だけを差し替える「追録」が発行されるタイプの書籍。

新日本法規オンラインは、法律専門家・法務担当者などが利用する加除式書籍を、紙面の体裁のままオンラインで閲覧できるサービス。データベース化による検索効率の向上や、法令条文・判例要旨などの関連情報へのリンク付加、追録更新に合わせた自動アップデートなどが特徴で、検索記事のブックマーク機能や検索履歴の閲覧機能なども備える。また、同社とトムソン・ロイターとの合弁会社ウエストロー・ジャパンの提供する法令・判例データベース「Westlaw Japan」とも連携しており、より広範な法令・判例を調べることも可能となっている。

新日本法規オンラインのWebサイトイメージ

新日本法規オンラインでは、加除式書籍は1タイトルごとに年間定額制で提供となっており、価格は1万80円から。現在は13タイトルが購入可能で、同社は今後、コンテンツの拡充と機能強化を積極的に進めていくとしている。