富士ゼロックスは7月24日、2011年8月23日に無料で提供を開始したビジネスコミュニケーション支援サービス「SkyDeskサービス」の「Cards(名刺管理)」アプリケーションに、機能強化とより組織的な利用環境を提供する新たな有料サービスメニュー「SkyDesk Cards エンタープライズ」を追加し、提供を開始すると発表した。

同サービスは、名刺データを簡単に登録し、管理・共有することが可能なアプリケーションで、名刺をスキャンし、OCRでテキスト化した結果を確認・修正するだけで登録が完了する。また、スマートフォンでの名刺撮影で登録することも可能。

「SkyDesk Cards」名刺情報を簡単にデータ化

そして、顧客のデータを名刺の画像とセットで管理することで、記憶しやすさ、見つけやすさをサポートする。さらに組織で共有し、商談の進捗や関連情報を名刺情報に追加していけば、そのまま顧客情報管理ツールにも活用可能なサービスとなる。

SkyDesk Cards エンタープライズは、名刺データの登録可能枚数を3,000枚/人に拡大(有料サービス Cards プロフェッショナルでは1,000枚/人)し、さらにSkyDesk登録メンバーで構成する「組織」メンバーで共有できる名刺データの上限も30,000枚に増やし(同15,000枚)、大規模かつ組織的に名刺データ共有をすることで、企業の本格的なビジネスコミュニケーション環境の構築を支援する。

「SkyDesk Cards」名刺データを共有し、組織で活用(※有料プランで提供する機能)

また、名刺データの登録方法に、複数枚の名刺をスキャナに並べて読み取った画像をアプリケーション側で自動的に切り取り、個別の名刺データとして登録できる機能を追加した。さらに、各名刺を同じ位置で裏返して読み取った裏面画像を、自動的に表面画像とマッチングさせて同時に登録することも可能。大量の名刺データ登録の効率化を支援する。

価格は、SkyDesk Cards エンタープライズが7,600/ユーザー/6カ月(税別)。契約形態は半年契約となる(自動更新)。