東急東横線と東京メトロ副都心線、西武有楽町線・池袋線、東武東上線の相互直通運転の開始日が2013年3月16日に決定した。現在の東横線渋谷駅は営業終了となり、東横線と相互直通運転を行ってきた東京メトロ日比谷線の電車は中目黒駅発着となる。

東急電鉄の日比谷線乗り入れ用車両1000系

東急東横線を走行する日比谷線03系

東急電鉄は現在、東横線渋谷~代官山間の地下化工事、特急・通勤特急・急行停車駅のホーム延伸工事などを進めており、相互直通運転が始まる来年3月16日より、東横線渋谷駅は地下駅に。横浜高速鉄道みなとみらい線、東急東横線、東京メトロ副都心線、西武池袋線、東武東上線がひとつの路線として結ばれ、横浜方面から東京都心部を経て埼玉県西部へ至る広域的な鉄道ネットワークが形成される。

副都心線の電車はほぼすべて東横線に乗り入れるほか、副都心線内を急行、東横線・みなとみらい線内を特急として運転する速達列車を日中15分間隔で運転。これにより、横浜駅から乗換えなしで、新宿三丁目駅まで最短32分、池袋駅まで最短38分で結ばれるという。東武東上線森林公園・川越方面、西武線飯能・西武球場前方面からも、副都心線を介して東横線・みなとみらい線へ乗り入れる電車が運行される。

東横線・みなとみらい線内においては、特急・通勤特急・急行は一部列車を除き10両編成、各駅停車は8両編成での運転に。また、渋谷駅から横浜方面へ乗車する利用者にも配慮し、平日・土休日ともに渋谷駅始発の下り電車を毎時4本設定する。菊名駅始発、渋谷・副都心線方面行の電車も設定される。

なお、副都心線との相互直通運転開始を機に、東横線は全列車渋谷方面行になるとのこと。現在、菊名駅まで相互直通運転を実施している日比谷線の電車は、中目黒駅が始発・終着駅となる。日比谷線乗り入れ車両1000系(3扉18m車。東横線の5000系や9000系は4扉20m車)をはじめ、東急電鉄の車両の今後の動向も注目される。