Google I/O 2012で発表されたNexus 7

米GoogleがGoogle I/O 2012で発表したAndroidタブレット「Nexus 7」の出足が好調なようだ。米報道によれば、Nexus 7を取り扱っているオンラインストア各店舗での16GB版の在庫表示が次々と品切れとなっており、当初のGoogleの需要予測を上回っているとみられている。

同件を報じているのはMashableで、それによればGoogle公式の直販ページでは当初1~2週間の届け予定と表示されていたものが、現在はオーダー受付を中止している状態だという。16GB版を希望するユーザーはメールアドレス登録を行うことで、在庫が復活した時点で連絡を行うとしている。同様の現象はOffice DepotやGameStopなど米国/カナダ内の各オンラインストアでも確認されており、The Guardinaによれば英Tescoでの取り扱いも中止されている状態だという。なお、8GB版については現在もGoogleを含めてオンラインでの注文受付を行っており、入手が可能だ。

Googleは6月末に米カリフォルニア州サンフランシスコで開催されたGoogle I/OでNexus 7し、7月より199ドルの8GB版、249ドルの16GB版の販売を開始している。米Amazon.comのKindle Fireに対抗する8GB版の199ドルという値付けは非常にインパクトが大きく、249ドルの16GB版もまたライバル製品と比較して非常にリーズナブルだ。Googleは過去にNexus Oneでオンラインでの端末販売が芳しくなく、わずか1カ月程度での撤退を表明する事態となっていたが、今回はそうした心配はなさそうだ。

(記事提供: AndroWire編集部)