筑波山神社の大杉や出世祈願の立身石など、筑波山のパワースポットをめぐるハイキングが、筑波山ガマまつりにあわせて開催される。

筑波山頂の大杉「紫峰杉」は推定樹齢800年

つくばコンベンション観光協会では8月5日の筑波山ガマ祭りにあわせて、筑波山のパワースポットをめぐるハイキングを企画。参加者を募集している。

筑波山にある筑波山神社では、霊峰筑波山をご神体としている。古事記、日本書紀に筑波男体山、女体山に祀られている二神の、日本人の祖神(おやがみ)としての神徳が記され、二神が結婚して神々を産み、国産みをしたことから、縁結び、夫婦和合、家内安全、子授けの神様として崇められてきた。さらに、国土経営をされたということで、開拓、国家運営、社運隆昌、職場安全、工事安全、交通安全などのほか、豊作や大漁などの産業面、そして厄除、方位除、心願、安産、進学等の合格祈願に古くから多くの人が訪れている。

山全体がパワースポットともいえる筑波山。さらに、境内にある推定樹齢800年の大杉、立身石、大石重ね、白蛇弁天、山頂の天の浮橋、ガマ石など、多くのパワースポットが点在している。

立身石は、江戸時代に13歳の間宮林蔵がこの石の前で立身出世を祈願し、後に幕府に仕えて樺太が島であることを発見証明したことから立身石と言われている。また、筑波山を参詣する際に小石を持ってあがり、神様に願いが届くようにと神様の傍らにおいたものが塚となったのが大石重ね。古来よりどれだけ多くの人が参詣したのかがしのばれる。

白蛇弁天に住む白蛇を見たものは財をなすとか。天の浮橋は、男体山の神様と女体山の神様が日本の国土を作る際に手を取り合って降り立った場所とされている。

ガマ石はガマガエルの形をした石で、口に向かって投げた小石が入ると願いが叶うという。また、この石の前でガマの油売りの口上を考え出したといわれている。

筑波山全体をご神体とする筑波神社。パワースポットの宝庫

「天下の奇祭」といわれる筑波山ガマ祭りは、ガマの油を生み出したといわれる光誉上人(こうよしょうにん)を供養したもので、ガマの油売りの口上が披露されるユニークなお祭りだ。

筑波山のパワースポットをめぐるハイキングでは、筑波山神社境内の大杉を見学したのち、神官によるご祈祷を受ける。筑波山ガマまつりの神事を見学したのち、ケーブルカーで山頂へのぼり、男体山の立身石、大石重ねをまわる。ほかにもガマ石や女体山頂にある天の浮橋などのパワースポットの説明があり、解散後自由に散策することができる。

参加費は無料。募集定員80名なので、お早めに申し込むことをおすすめする。申し込みは社団法人つくば観光コンベンション協会へ。

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