イトーキは7月10日、新しいインタラクティブな情報発信の仕組みを実現するため、同社の無線LAN製品「LAN Sheet」と「タッチパネルディスプレイ」を組み合わせたハードウエアを用いて、スマートフォン端末への情報提供を行う観光案内システム「イトーキ ココカラ なび (CoCoKaraNAVI)」の販売を発表した。

システム概要 (ココカラなび 46インチ タッチパネルディスプレイでのシステム構成図)

同システムは、観光地を訪れるユーザーにより詳細で旬な情報を提供することで、満足度とリピート率の向上を目的とした"現地だけ"の"旬な情報"を入手できる観光情報配信システム。無線LAN製品「LAN Sheet」とマッチングさせることで、公衆無線LANの機能を活かしながら、システムを設置したスポットだけで情報配信が有効となる。

タブレット端末使用イメージ

この技術の開発にあたっては、鳥取中部ふるさと広域連合のもと、2012年1月より倉吉市観光案内所において実証実験を実施。観光振興と地域活性化への効果やシステム有効性の効果が認められたことから、鳥取県内4カ所の観光案内所などにシステムが導入され、この度販売が開始される。

「イトーキ ココカラ なび」が設置された鳥取県内4カ所の観光案内所

すでに、デジタルサイネージによる観光情報の新たな配信方法として、公衆無線LANを活用した情報配信システム「観光案内システム イトーキ ココカラなび」専用のiOS対応アプリ「梨の花ナビ」によるスマートフォン連携での実証実験も実施している。