現在、スティーヴ・マックイーン監督作品『トゥエルブ・イヤーズ・ア・スレイブ』を撮影中のマイケル・ファスベンダー (C)BANG Media International

映画『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』(2011年作)やドラマ『バンド・オブ・ブラザーズ』への出演で知られる俳優のマイケル・ファスベンダーが、人気ゲームソフト『アサシン クリード』の映画化作品に主演することが決定した。

ユービーアイソフトの看板タイトルである『アサシン クリード』は、12世紀末のエルサレム周辺を舞台にアサシン教団の一員として人混みに紛れて監視をくぐり抜けながら任務を遂行し、アサシン教団とテンプル騎士団との戦いを描く潜入型アクション・アドベンチャーゲーム。全世界で累計3,000万本を売り上げており、2006年E3の「ベストアクションアドベンチャー賞」ほか、数多くの賞を獲得している。同シリーズの最新作『アサシン クリードIII』は11月15日に日本でも発売予定となっている。

今回、主演としての出演が決定したマイケルは、自身のプロダクション会社DMCフィルムを通じて、コロナー・マッコーンやユービーアイソフト・モーション・ピクチャーズ(UMP)などと共同プロデュースも兼任する予定だ。ユービーアイソフト社CEOのジャン=ジュリアン・バロネット氏は「マイケル・ファスベンダーは我々が真っ先に選んだ配役でした。マイケルは、本当に頭が切れて、才能があり、努力を惜しまない役者なんです」とマイケルの起用理由を語っている。

本作は元々、ソニー・ピクチャーズが製作を進めていたものの、ソニーとの交渉が頓挫し、現在はUMP単独で企画が進行している。本作の脚本家と監督は未定だが、後日ほかのプロダクションや配給会社が追加で参加することになりそうだ。バロネット氏はさらに「プロダクションのパッケージ化が済んだ段階で、大手スタジオと交渉再開をすることも視野に入れています。この作品の資金調達モデルがどんなものであれ、弊社としては投資リスクを少しでも軽減するつもりです」と続けている。

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