俳優の中村俊介と女優の黒川智花が4日、フジテレビ系『金曜プレステージ 浅見光彦シリーズ45 志摩半島殺人事件』(7月20日 21:00~)の製作発表会見を同局で行った。

『金曜プレステージ 浅見光彦シリーズ45 志摩半島殺人事件』の製作発表会見に出席した中村俊介(左)と黒川智花 拡大画像を見る

見習いの海女役で実際に海に入った黒川に中村は「教えてくれるベテランの海女さんがワイルドなオバサマばかりで、黒川さんとは真逆のタイプ。見ていて大変そうでした」と他人事のように語ると、黒川は「溺れそうになったのに、助けてくれないなって思いました」と冷たい中村の態度を暴露。中村は「いつもだったら助けるけれど、オバサマ方のオーラが凄くて近づけなかった」とあわてながら弁解していた。

ルポライターの浅見(中村)が難事件を解決する人気シリーズ45弾。三重県南部の志摩を訪れた浅見は、真珠のいかだに引っかかった男性の水死体に遭遇する。水死体は元ヤクザで人気作家の袴田だった。そんな中、新たな事件が発生。浅見は、志摩半島の穏やかな風景の港町で起こった連続殺人事件解決のために奮闘する。黒川は、浅見が旅の途中に出会う海女見習いの嘉代を演じている。

TBS版浅見シリーズに16歳のころに出演したという黒川は、フジ版で10年浅見を演じている中村について「初めてお会いしたんですけど、爽やかで清々しいまま。月日がたてば変わるけれど、そのままなのは素晴らしいこと」。浅見を演じるのは今回で31回目の中村は「初めて演じたのは27歳のころで、浅見には永遠の33歳という設定がある。僕は今年で37歳になってしまったけれど、変わらずに同じ気持ち、同じ姿勢で挑みたい」と意気込みを新たにした。

本作について中村は「黒川さんの海女姿もそうですけど、親子の絆、家族の愛を感じました。そんなところに一番注目していただきたい」と見所を語る。泳げないながらも海女を演じた黒川は「船が凄く揺れるので、酔ってしまったり大変でした。水泳をもっと頑張ろうと思いました」と反省していた。