日産自動車は7月3日、大阪府、大阪市と共同で、電力供給システム「LEAF to Home」を活用した節電対策「日産リーフで節電アクション」を実施し、安定的な電力需給に貢献すると発表した。

「LEAF to Home」は、「日産リーフ」に搭載している駆動用の大容量リチウムイオンバッテリーから電気を供給するシステム。夜間電力や太陽光発電を使って「日産リーフ」に充電し、蓄えた電気を日中の電力需要が高まる時間帯に使用することで、電力消費のピークシフトに貢献し、停電時や非常時などには、バックアップ電源としても活用できる。

「LEAF to Home」

具体的には、日産が、電気自動車「日産リーフ」とニチコンが開発した「EVパワーステーション」を、大阪府・大阪市の官公庁施設に50台、大阪府内の民間向けに200台、合計250台をセットで、2013年3月末まで無償提供する。

民間向けについては、大阪府在住の利用者(介護指定事業者や一般企業の法人を含む)を対象に希望者を募集する。

民間向け募集はすでに始まっており、7月16日18時まで応募可能。応募対象は大阪府在住の個人、大阪府内の介護指定事業者や一般企業の法人で、応募方法は「日産リーフで節電アクション」事務局へ申込みとなっている。