9月28日から公演されるミュージカル『ウィズ~オズの魔法使い~』のAKB48プロジェクト全国オーディション最終選考が2日、東京・渋谷のさくらホールで行わた。AKB48の仲谷明香、梅田彩佳、増田有華、中村麻里子、NMB48の山本彩、SKE48の斉藤真木子が最終オーディションに臨み、増田有華がヒロインのドロシー役に選ばれた。

ミュージカル『ウィズ~オズの魔法使い~』のAKB48プロジェクト全国オーディション最終選考で見事主役の座を射止めたAKB48の増田有華 拡大画像を見る

本舞台は、マイケル・ジャクソンとダイアナ・ロスによって映画化にもなったミュージカル。ダイアナ・ロスが務めた主役のドロシー役を、AKB48、NMB48、HKT48、SKE48の116人のメンバーによりオーディションし、演出を担当する宮本亜門が東京、大阪、博多、名古屋を訪れて選考を重ねて23人に絞られていた。この日行われた最終オーディションにAKB48から仲谷明香、梅田彩佳、増田有華、中村麻里子、NMB48から山本彩、SKE48から斉藤真木子の合計6人を選出。"センター"ならぬ主役の座を賭けて、6人が最後のオーディションに臨み、ダンス審査、セリフ審査、歌唱審査を行った。

すべての審査が終わり、宮本による審査の結果、宮本はAKB48の増田の名前を読み上げた。名前を呼ばれてから思わず涙を流した増田は「ありがとうございます。私は演じることが大好きで、たくさんの人に幸せとか生きがいとかを舞台を通して届けることが夢でした。支えてくれた皆さん、今後一回りも二回りも大きくなっていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします」と感激しきりだった。

オーディション後には報道陣の取材に応じ、「他のメンバーに勝っていたところは?」という質問に「ないです! ないです! ないです!」と否定しながら「みんなのことを舞台の側で見ていて、こんなに素晴らしい仲間がいつもいて一緒にステージに立っていたんだと改めて実感しました」と一緒に参加した5人を賞賛。また、「初めて黒髪をドロシー役のために染めてきて、髪もカットしてきました。ここまで風貌を変えたりしたことが初めてで、それだけ人生を賭けられるオーディションに出会えたことに感動しています」と話し、「オーディションの余韻に浸ることなく、直ぐにドロシーの役をもっと現実化して自分の中に落とし込めるよう、気持ちを切り替えて頑張ろうと思います」と真摯に語っていた。。

ミュージカル『ウィズ~オズの魔法使い~』は、横浜公演が9月28日~30日にKAAT 横浜芸術劇場 ホールにて、東京公演が10月18~28日(22日は休演)に東京国際フォーラム ホールCにて、大阪公演が10月上旬(詳細未定)に梅田芸術劇場 メインホールにて、名古屋公演が11月上旬(詳細未定)に中日劇場にてそれぞれ開催。