マネックス証券は6月29日、信用取引の個人投資家向けの無料リスク管理サービス 「みまもるくん」利用で信用取引における損益率が 2倍以上異なる結果になったと発表した。

「みまもるくん」は同社が2011年11月より提供しているサービス。2012年5月の1ヶ月間、この「みまもるくん」を利用した場合とそうでない場合の信用取引の損益率をマネックス証券の顧客において比較検証した結果、損益率に2倍以上の差がでたという。

同サービスは、個人投資家が自ら「損切り決済率」を設定し、信用取引の建玉の損失が損切り決済率に達すると、自動で決済注文を発注するサービス。営業日ごとに終値を基準に判定し、翌営業日の朝に決済注文を自動発注。また自動発注された決済注文は約定前であれば訂正・取消が可能。

5月はギリシャ問題で世界の株式市場の相場は軟調、日経平均株価も20年ぶりに9週連続安となるなど低迷する相場環境のなか、5月1ヶ月の間に新規建てし決済も行った「実現損益率」と、5月末の建玉「評価損益率」を合わせた「損益率」を比較すると、「みまもるくん」の自動決済注文どおりに損切りを行っている「みまもるくん」利用者が-0.60%、「みまもるくん」非利用者は-1.33%と 2倍以上の差が生じたという。

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