文化庁メディア芸術祭実行委員会では、「平成24年度(第16回)文化庁メディア芸術祭」の作品募集を開始する。募集期間は7月12日~9月20日。

第16回文化庁メディア芸術祭Webページ

文化庁メディア芸術祭は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4 部門において優れた作品を顕彰するとともに、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバル。プロ、アマチュア、自主制作、商業作品を問わず、インタラクティブアート、映像、ウェブ、ゲーム、アニメーション、マンガをはじめとするメディア芸術の広範な表現を対象に、世界中から広く作品を募集する。昨年度(第15回)は、過去最多となる世界57の国と地域から2,714作品の応募があったという。

募集対象となるのは、過去1年間(2011年9月23日~ 2012年9月20日)に完成、または発表された作品。アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門に分けて作品を募集する。今年度から、アート部門には「メディアパフォーマンス」、エンターテインメント部門には「ガジェット」などといった作品カテゴリを新たに設置。また、今年度より公式Webサイトからの応募申込がより簡便化され、必要情報を入力して作品・参考資料のデータをアップロードすれば応募完了となるほか、募集要項のPDFファイルに添付された応募用紙を利用しての応募も可能となっている。

作者からの応募のほか、公式Webサイト上にてメディア芸術作品の情報を広く受け付ける。作品情報を元に事務局にて調査を実施し、作品募集へとつなげていく。こちらの募集締切は8月23日となっている。

受賞作品は、12月中旬に発表予定。各賞の内訳は、大賞(賞状、トロフィー、副賞60万円)1作品、優秀賞(賞状、トロフィー、副賞30万円)4作品、新人賞(賞状、トロフィー、副賞20万円)3作品。これに加え、優れた作品については審査委員会推薦作品として選定する。また、メディア芸術の分野に貢献した人物に対して功労賞(賞状、トロフィー)を贈呈する。

なお、2013年2月13日~2月24日には、国立新美術館において受賞作品と審査委員会推薦作品約150点が一堂に会する受賞作品展を開催する。