京王電鉄は28日、同社の機構改革を実施したことを発表した。この中で、笹塚以西連続立体交差事業に向けた体制整備についても言及している。

京王線を走行する8000系

京王線笹塚~つつじヶ丘間では、東京都を事業主体に、「京王電鉄京王線(笹塚駅~つつじヶ丘駅間)連続立体交差化及び複々線化事業」が進められている。概要図によれば、すでに高架化された八幡山駅付近も含む笹塚~仙川間(約7.1km)が立体交差化され、さらに笹塚~つつじヶ丘間(約8.3km)の複々線化も進める計画となっている。京王電鉄は東京都とともに、事業化に向けた都市計画手続きや環境影響評価などを進めている。

今回の同社の機構改革では、工務部において、これまで調布駅付近連続立体交差事業の用地取得などを行ってきた「調布用地事務所」を、「連続立体交差用地事務所」に名称変更。笹塚以西連続立体交差事業の用地取得推進体制が強化されることに。「2013年度の事業認可に備え、約10年に及ぶ大規模工事である笹塚以西連続立体交差事業の早期実現に向けた体制整備を行う」(京王電鉄)としている。

機構改革ではその他、「住んでもらえる、選んでもらえる路線」をめざして沿線の生活関連サービスの深耕に向けた体制を整備するほか、新興国への進出検討など新たな成長分野への挑戦を実行する体制も整える。開発企画部に置かれた「拠点整備担当」を「新宿エリア整備担当」に名称変更し、新宿エリアにおける整備計画の深化と推進を図る。