トヨタ自動車は27日、コンパクトカー「パッソ」を一部改良するとともに、特別仕様車「1.0X "Kutsurogi"」(クツロギ)を設定して発売した。価格は、継続して販売されるグレードが102万円から148万円、新設定の特別仕様車が115万円から131万8,000円。

「パッソ 1.0X "Kutsurogi"」2WD オプション装着車

今回の一部改良では、トランスミッションをはじめとする各種部品のフリクションを低減するなどして、1.0L・2WD車はJC08モード走行燃費で21.2km/Lの低燃費を実現し、「平成27年度燃費基準」を達成。さらに、1.0L・2WD車にアイドリングストップ機能「Toyota Stop&Start System」を新しくオプション設定(1.0X"V package"を除く)することで23.0km/Lを実現し、「平成27年度燃費基準+10%」を達成している。

パッソ全車が認定を取得している「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」とあわせ、1.0L・2WDの全車は「環境対応車 普及促進税制」の減税措置の対象となる。

特別仕様車1.0X "Kutsurogi"は、「1.0X」をベースに特別設定色のブラウニーを内装色として採用したほか、フロントドアにスーパーUVカットガラスの特別装備などが行われている。外板色は、特別設定色の「ヒスイパールメタリック」(オプション)を含む全10色を設定。

エンジンは、1.0Lの1KR-FE(直列3気筒DOHC)、もしくは1.3Lの1NR-FE(直列4気筒DOHC)を搭載し、トランスミッションはCVTを採用。駆動方式は2WD(FF)と4WDを用意する。乗車定員は5名。

なお、ウェルキャブ(メーカー完成特装車)についても、ベース車と同様の改良が施される。