The Apache Software Foundation

The Apache Software Foundationは6月21日(米国時間)、Apache Traffic Serverの最新版「Apache Traffic Server 3.2」を公開した。Apache Traffic Serverは高性能プロキシサーバ。リバースプロキシサーバとしても利用でき、同様のソフトウェアとしてSquidやNginx、Varnishなどがある。Apache License 2.0のもとオープンソースで開発されており、プロジェクトサイトで公開されている。

Apache Traffic Server 3.2の主なハイライトは次のとおり。

  • IPv6のフルサポート
  • SNIおよびNPNを含むいくつかのSSLを改善
  • gcc 4.1.2およびそれ以降のバージョンとClang / LLVM 3、Intel コンパイラのサポート
  • IPアドレスおよびポートを管理する新たなコンフィグレーションの導入
  • Rangeリクエストの高速化
  • 新たなプラグインAPIの導入と既存のプラグインAPIの修正
  • クラスタキャッシュ機能のパフォーマンス向上
  • Keep-Alive機能のパフォーマンス改善

Apache Traffic Server 3.0ではIPv6のサポートはクライアントサイドのみだったが、3.2ではIPv6を完全にサポートし、IP関連のプラグインAPIもすべてIPv6に対応している。その他、800以上のコミットが行われており、3.0にあったJIRAチケットをすべてクローズドさせているという。