米AMDは22日(現地時間)、AMD Radeon HD 7970のGPUクロックを1GHzへと引き上げた「AMD Radeon HD 7970 GHz Edition」を発表した。GPUとメモリクロックをのぞくスペックは、従来モデルのHD 7970とほぼ同等。価格や発売日の具体的な情報は無いが、主なカードベンダーが順次製品を発売するとしている。

「AMD Radeon HD 7970 GHz Edition」

28nmのSouthern Islands世代の新たなフラグシップGPUだ。既存のHD 7970との違いは、GPUのコアクロックが925MHzから1GHzへ、メモリクロックがデータレートで5.5GHzから6GHzへと引き上げられている点。さらに、コアクロックと電圧を動的に引き上げるブースト技術も追加されており、これにより1.05GHzで動作する。

動作クロックのブースト技術が追加された

主な仕様は、製造プロセスが28nmで、トランジスタ数が約43億個。ストリームプロセッサ数が2048基、テクスチャユニット数が128基、ROP数が32基、コアクロックが1GHz、メモリクロックが1500MHz(データレート6000MHz)。メモリタイプはGDDR5 SDRAMで、容量は3GB、接続バス幅は384bit。補助電源コネクタは8ピン+6ピンの2系統で、消費電力は最大250W以下。PCとの接続バスインタフェースはPCI Express (3.0) x16。ディスプレイ出力はDVI、HDMI、Mini DisplayPort×2。