Freescale Semiconductorは、高分解能のモーション・センシングと方位測定の技術を14ビット加速度センサ「MMA845x」および16ビット磁気センサ「MAG3110」とともに1つのパッケージに収めた6軸Xtrinsicセンサ「FXOS8700CQ」を発表した。

同製品は、拡張現実(AR)、ゲーム、ナビゲーション、および位置情報サービスなどの高精度の方位データを必要とするモバイル・アプリケーション向けに最適化されており、3mm×3mm×1.2mmのパッケージで、標準的な0.1°の方位分解能と5°以下の方位精度の条件をほとんどのアプリケーションに提供することが可能。

また、ダイナミック・レンジは±1200μTと広域であるため、スピーカや振動モータなどの永久磁石を内蔵するコンポーネントをプリント基板上に柔軟に配置することができるほか、プラットフォームで発生するハード・アイロンの磁気干渉の対策として、自動処理の組込み校正による低消費電力のハード・アイロンのオフセット補正機能も備えている。

なお、同製品はすでにサンプル出荷を開始しており、2012年第3四半期に量産を開始する予定。単価は10万個購入時の参考価格で1.55ドルとしている。