アニメやマンガ、ちょっとマイナーなサブカル趣味など、自分のツボにはまる店はただでさえ楽しいが、そこにキレイな女性店員さんがいたら、さらにテンションがあがるはず。今回は美人歴女が迎えてくれる、戦国グッズの専門店を訪れた。

戦国好きから一番人気がある武将は?

 東京スカイツリータウン内の商業施設、東京ソラマチのイーストヤード4Fにオープンした戦国魂「天正記」(せんごくだま・てんしょうき)は、日本最大の戦国グッズ専門店。全国各地で、その地の歴史に基づいた地域活性化プロジェクトや企業コラボレーションなどを手がけている企画集団・戦国魂がプロデュースしており、実店舗は、京都にある「戦国魂京町家本陣」に続いて2軒目だ。

スタッフの磯部深雪さん

 着物姿で迎え入れてくれたのが、戦国魂スタッフの磯部深雪さん。普段の接客はグッズTシャツなどの洋服を着て行うが、土日や新商品の発売のタイミングなど、不定期ではあるが着物でお出迎えしてくれる日もあるとのこと。今回はすてきな着物姿を見れてラッキーかもしれない。

 さて気になる店内を見てみると、まず目に付くのが歴史のイラストを多く手がけている絵巻作家・正子公也氏が描いた織田信長の巨大パネル。信長かぁ~と思ったついでに磯部さんに質問してみた。戦国ファンが集まる戦国魂で、一番人気のある武将は誰?。

「男性には織田信長や上杉謙信、武田信玄が、女性には伊達政宗、真田幸村、石田三成といった武将が人気ですね」

 ちなみに磯部さんが一番好きな武将は伊達政宗だという。

「以前、大河ドラマで渡辺謙さんが伊達政宗を演じられていたのを見て、それで好きになりました。歴史が好きになったのもそれがきっかけなんです」

戦国武将グッズがずらり

巨大な織田信長のイラストは正子公也氏によるもの

戦国好きを惹き付ける「甲冑護符」

 Tシャツやトートバッグ、文房具にマグカップといった生活雑貨まで、店内にはさまざまな戦国グッズが並ぶ。

「グッズの中で一番人気があるのは、携帯ストラップですね。各武将の『のぼり』をモチーフにしたものや、携帯クリーナーになっているもの。あとは、携帯電話に貼る蒔絵シールも好評です」

 特に戦国好きの心を惹き付けてやまないのが甲冑護符。これは、甲冑の鎧の袖部分である鎧袖(がいしゅう)と同じ構造で作られており、色も既存の甲冑に使われている伝統色を再現。デザインの美しさを左右する穴の位置にもこだわって作られた歴史愛あふれる一品だ。

 また、東京スカイツリーのライトアップカラーである、隅田川をイメージした淡い水色の「粋」と、江戸紫色の「雅」をモチーフにした甲冑護符も販売中で、ここでしか手に入らないそうだ。

幟ストラップは980円

シールになっている蒔絵紋、350円

こだわりの甲冑護符は4,500円

 戦国魂「天正記」では、飴などのお菓子も取り扱っている。ボトルに入った、復刻「信長の金平糖」は1,050円。織田信長に、ポルトガル人の宣教師・ルイスフロイスが献上した金平糖を再現したものだ。

「甘党だったと言われている織田信長が、当時食べたものと同じ味が楽しめますよ」と磯部さん。甘い金平糖を口に入れて、信長の野望に想いをはせてみるのもいいかもしれない。

ポルトガル語の「コンフェイト」が金平糖に

鎧兜とツーショット

 歴史好きな人はぜひ一度訪れる価値のある戦国魂「天正記」。店内が空いているときなら、磯部さんとディープな歴史トークを楽しめるかも? 東京スカイツリー見学のついでにのぞいてみては。