初日を迎えた映画『愛と誠』の舞台あいさつが16日、東京・新宿のバルト9で行われ、主演の妻夫木聡とヒロインの武井咲をはじめ、斎藤工、大野いと、三池崇史監督、エンディングテーマを歌うかりゆし58の前川真悟が出席した。

左から、大野いと、武井咲、妻夫木聡 拡大画像を見る

第1回目の上映後に行われた公開初日の舞台あいさつということで、会場に溢れんばかりの観客が来場。笑顔で迎えられた観客に対して感謝の言葉を口にした主演の妻夫木聡は「高校生の設定でしたが、(10代の武井や大野と)同じように撮影していたら体力がなく、アクションは結構大変でしたね。でも学ラン姿は僕的にイケてる気がしましたよ」と振り返れば、映画初出演の武井咲は「本当に楽しくやらせて頂いた映画。この映画を皆さんが楽しんで頂けたなら嬉しく思います」と笑顔だった。

一通りのあいさつが終了した後に、斎藤工扮するメガネの優等生・清水弘の名セリフ『君のためなら死ねる!』にかけて、登壇者全員が「●●●のためなら死ねる!」を発表。「"パン"のためなら死ねる!」という大野いとは「目の前にパン屋めぐりが趣味の男の人が現れたら、好きになっちゃうぐらい私はパンが大好き!世界中のパンを食べ尽くしたら死んでもいいです!」とコメントするも、「3食パンでもいい?」という質問に「気持ち悪くなちゃう」と矛盾した回答をして会場は大爆笑した。一方、「"地球人を守るため"なら死ねる!」と書き記した武井は「自分のためにも人のためにも死ぬのは難しいと思います」と前置きしながら「例えば宇宙人が地球に侵略してきた時、武井咲を連れて行かないと(地球が)終わりだと言われたら、いいかなと思いました」と説明。最後に「"作品"のためなら死ねる!」と回答した妻夫木は「作品を良くするためなら何でもできます。犯罪を犯さない限り何でもやっちゃいますね。それぐらい役に尽くす所存です」と役者魂を見せていた。

梶原一騎とながやす巧原作の同名コミックを、鬼才・三池崇史監督が映画化した本作。過去への復讐を胸に東京にやってきた超不良の誠(妻夫木聡)とお嬢様である愛(武井咲)の純愛を様々な要素で描く。