NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、2011年10月に発表した「グローバルクラウドビジョン」に基づく初のサービスとして、企業向けのプライベートクラウドサービス「Bizホスティング Enterprise Cloud」を6月29日より提供すると発表した。
同社では今年の3月、パブリッククラウドサービスとして「Cloudn」(呼称:クラウド・エヌ)」を提供開始しており、今回の「Bizホスティング Enterprise Cloud」とあわせ、2つのサービスを柱に今後クラウドサービスを提供するという。
「Bizホスティング Enterprise Cloud」では、顧客ごとにカスタマーポータルを提供し、ユーザー自身による仮想サーバの追加やネット環境の変更を可能にする「セルフマネージメント」を導入しているのが大きな特徴。カスタマーポータルは、標準で日本語・英語をサポートしており、グローバルでの活用が可能。
本サービスでは、「OpenFlow」などを活用し、データセンター内だけでなく、データセンター間のネットワークにもネットワーク仮想化技術を採用する。これにより、データセンター間で大量のデータをバックアップする際に、カスタマーポータルからの操作により帯域を拡張することが可能なほか、ファアイウォールやロードバランサーのリソース変更やネットワークポリシーの変更もできる。
また、サーバの追加/削除、各リソースに関する監視やグラフ表示もカスタマーポータルで行うことができる。
そのほか、ICTリソースを分単位で利用可能な時間従量課金制も導入。サーバ(CPU、メモリ、ディスク)やネットワーク(仮想ファイアウォール、仮想ロードバランサー、仮想ネットワーク)などのリソースをで必要に応じて変更して利用することができる。ファイアウォールは40Mbps、ロードバランサは20Mbps、CPUは1GHz、メモリは1GB、ディスクは50GB単位で導入可能。
NTT Com クラウドサービス部 ホスティング&プラットフォームサービス部門長 関洋介氏は、「小さな単位で契約でき、クラウド導入の障壁が少なくなったほか、セルフマネージメントにより従来5-10日程度かかっていた構成変更のリードタームが数分で実現できる」と述べる。
なお、企業のオンプレミスと同社のデータセンター間の仮想ネットワークや、ピークにあわせた動的なリソースの追加/削除については、次のステップで導入を検討するという。
今回のサービスはグローバル共通仕様・品質で全世界に展開していく予定で、まず、日本、香港のデータセンターでサービスを開始し、2012年12月に米国(2拠点)、英国、シンガポール、2013年3月にオーストラリア・マレーシア・タイのデータセンターで導入され、8カ国9拠点でサービスを提供する。
なお、先行導入として、TOTOとHOYAが、本サービスで提供する一部の機能を、グローバルおよび国内の共通ICT基盤として導入しているという。
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