富士フイルムは11日、デジタルフォトフレーム 「DP-H7V」を発表した。発売は6月23日で、価格はオープン。推定市場価格は1万円前後となっている。

「DP-H7V」

7型・800×600ピクセルの液晶ディスプレイを搭載するモデル。より効率的に内蔵メモリを活用できる「スマートコピー機能」の搭載や、動画処理用メモリの拡張などで、より使いやすくなった。

スマートコピー機能は、画像を内蔵メモリにコピーする際に、本製品の画面サイズに適したリサイズを自動で行うもの。これにより、2GBの内蔵メモリ(ユーザーの使用可能領域は約1.8MB)に最大で約12,500枚もの画像を保存できるようになっている。保存した画像の枚数が多くなっても、パソコンを使用してフォルダ分けを行ったり、「フォルダ再生機能」で特定のフォルダ内の画像のみを再生させたりすることが可能だ。

また、画像の切り替えに約1秒、起動に約3秒と、処理速度が全般的に向上しており、操作が快適になったほか、消費電力を従来モデル「DP-S7V」比で25%減となる最大約7.5Wに抑えた。

主な仕様は、画面サイズが7型・800×600ピクセルで、バックライトがLED、表示色数が約1,620万色、視野角が左右140度・上下110度、輝度が約250cd/平方m、コントラスト比が約500:1となっている。再生可能なファイル形式は、静止画がJPEG、BMP、動画がAVI、MOV(Motion JPEG、H.264)、音楽がMP3、WAV(リニアPCM)。内蔵メモリ以外で利用可能な記録メディアは、xDピクチャーカード、MMC、SD/SDHCカード、メモリースティックで、そのほかminiUSBとUSBポートを1基ずつ備えており、「PictBridge(ピクトブリッジ)」でプリンターと直接つないで印刷することも可能だ。

サイズは約W238.2×D39.7×H202.9mm(突起部含まず)、重量は約692gとなっている(いずれも「ウッドフレームあり」の状態)。

なお、画面外枠のウッドフレームは取り外しが可能となっている。