伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)は6月8日、アサヒビールの営業担当者が利用するiPad向け情報共有サービスとして、法人向けファイル共有クラウドサービス「SmartBiz+」を提供すると発表した。

同サービスは、CTCのデータセンターから提供する法人向けファイル共有クラウドサービスで、業務で使用するドキュメントやファイルなどの情報を、どこでも閲覧・参照でき、また社外で収集・作成した情報を保管・共有することができる。

法人向けに特化しているため、ユーザーごとのセキュリティポリシー設定や、データセンターから提供する堅牢で高品質なサービス利用環境などのメリットがある。価格は、1ユーザー、700円/月から。

アサヒビールにおけるSmartBiz+利用イメージ

アサヒビールでは、生産性向上を目的に2011年夏頃からiPadを酒販店・飲食店向け営業に試験的に導入していた。その結果、外勤時間の増加や顧客対応の迅速化などの効果が確認できたため、2012年4月より首都圏の営業約150名がiPadを活用しビジネスを展開している。2012年秋には近畿圏・中部地区の約150名に配布予定となっている。

アサヒビールでは、効率的な営業活動を実現するために必要な社内メールや社内システムとの連携機能をiPadに導入することに加え、より効果的な営業活動を行うためには担当者の情報武装が必要との認識のもと、その基盤となるファイル共有のソリューションについて検討を重ねた結果、CTCが独自に開発したファイル共有クラウドサービス「SmartBiz+」の採用を決定したという。