パナソニック エコソリューションズは6月7日、新型太陽電池モジュール「HITダブル」を産業・公共用として国内で本格展開し、8月6日より発売すると発表した。希望小売価格は、1枚当たり18万9,000円。

新型太陽電池モジュール「HITダブル」

国内産業・公共用途の太陽光発電システム市場は各種補助金制度に加え、7月から始まる再生可能エネルギーの固定価格買取制度の開始に向けて需要が高まっているとして、同社は2006年に商品化し欧米で展開しているHITダブルを国内の産業・公共市場に本格的に投入することとした。

同製品は裏面でも発電するHITセルの特徴を生かし、裏面をガラスにすることでパネル両面から発電するほか、標準タイプのHITに比べ設置方位や設置角度による発電量の差が少ないため、駐輪場や駐車場の「屋根面」や建物やフェンスの「壁面」など、標準タイプに比べて設置スペースの選択肢が広がる。

標準の「HIT」モジュールと「HITダブル」モジュールの構造の違い