スカイマークは5日、国土交通省航空局より厳重注意を受けたことに対し、必要な対応策ならびに措置を講じた改善計画書を提出した。

同社では2月から5月にかけて安全上の支障を及ぼす事態が連続して発生。5月14日~16日に国土交通省航空局による立ち入り検査を受けており、安全運航体制に不備が見つかったとして5月22日、文書で厳重注意を受けていた。内容は同省によると、「運航乗務員による基本操作の不徹底及び基準、規定等を遵守する意識の欠如」、「安全統括管理者を中心とする安全管理体制の不備」及び「社内の意思疎通が不十分」である実態が認められたとのこと。

同社は「(上記の指摘事項を)重く受け止め、有効な対応策を検証し、改善計画書を提出させていただきました。また改めて指摘を受けました安全管理体制の不備につきましては、対策の効果が十分ではなかった点を深く反省し、これまで以上に定期安全輸送への大きな責任があることを再認識するとともに、安全管理体制ならびに安全運航体制、安全意識の再構築について、計画に基づき適切な措置を実施する所存でございます」とコメントを発表している。