Ruby on Rails

Engine Yardは1日(米国時間)、Mac OS Xに対応した「RailsInstaller」の提供を開始した。Engine YardはRubyおよびPHPのクラウドサービスツールを提供しているホスティング企業で、RailsInstallerはRuby on Railsの動作に必要なソフトウェアをひとつのパッケージにまとめたインストーラーツール。RailsInstallerを利用することで簡単にRails環境を手にすることができる。

Engine YardはこれまでWindowsプラットフォーム向けにRailsInstallerを提供していたが、今回新たにMac OS Xプラットフォーム向けのRailsInstallerの提供を開始した。Mac OS X版RailsInstallerに同梱されているパッケージは次のとおり。

  • Ruby 1.9.3-p125
  • Rails 3.2.2
  • Git 1.7.7.4
  • Sqlite 3070500
  • osx-gcc-installer 0.10.3
  • JewelryBox 1.2.1
  • RVM 1.10.3
  • SM 0.10.3

パッケージに「osx-gcc-installer」が含まれているため、ユーザは新たにXcodeのダウンロードやコマンドラインツールをインストールする必要はない。

Engine Yardでは現在、Windows向けにはRuby 1.8版とRuby 1.9版の2つのエディションを提供しており、Mac OS X向けにはOS X 10.6版とOS X 10.7版の2つのエディションを提供している。RailsInstallerを作成するためのソースコードは、MITスタイルライセンスのもとGitHubで公開されている。