パナソニックは6月4日、ネットワークディスプレイ付HDDレコーダー「DIGA+(ディーガプラス)」を発表した。10.1V型ディスプレイが組み合わされた「UN-JL10T1」、19V型ディスプレイが組み合わされた「UN-JL19T1」の2製品がラインアップされる。発売は、UN-JL10Tが6月25日で、UN-JL19T1が7月25日。価格はオープンで、推定市場価格は、UN-JL10Tが80,000円前後、UN-JL19T1が100,000円前後となっている。

ディスプレイとレコーダーを、無線LANと「お部屋ジャンプリンク」機能で接続する「DIGA+(ディーガプラス)」。写真左が、10.1V型の防水ディスプレイが付属する「UN-JL10T1」で、写真右が19V型のディスプレイが付属する「UN-JL19T1」

パナソニック製のテレビ「VIERA(ビエラ)」(C5など一部のシリーズを除く)やレコーダー「DIGA(ディーガ)」は、DLNAに独自拡張を加えた「お部屋ジャンプリンク」機能を搭載している。ディーガプラスは、ディスプレイとデジタルレコーダー間の接続に、このお部屋ジャンプリンク機能を使用したものだ。

ディスプレイ部分、レコーダー部分ともに無線LANモジュールを搭載しており、レコーダー部分が置かれているのと別の部屋にディスプレイを持って行っても、番組の視聴やレコーダーの操作を行うことが可能だ。ディスプレイ部分にはバッテリーが内蔵されており、コンセントのない部屋で利用することもできる。バッテリーでの動作時間は、10.1V型のUN-JL10T1で約4時間15分、19V型のUN-JL19T1では約5時間45分となっている(いずれも液晶画面の明るさを「-5」に設定した場合)。

また、UN-JL10T1のディスプレイ部分は、IPX6/IPX7相当の防水性能を備えており、風呂場やキッチンなどの水回りで使用することもできる。

UN-JL10T1は"お風呂台"が付属する

UN-JL19T1のディスプレイ部分には取っ手が付いている

レコーダー部分は、地上/BS/110度CSデジタルチューナーを2基ずつ搭載。2基のうち1基は視聴専用で、もう1基は録画専用となっている。内蔵HDDは容量320GBで、USB接続タイプの外付けHDDも利用可能だ。ただし、外付けHDDへは内蔵HDDからのダビングのみ可能で、直接録画を行うことはできない。最大で15倍までの長時間録画モードも搭載している。

ディーガプラスのディスプレイとレコーダー間の接続はお部屋ジャンプリンクを利用している。そのため、同規格に対応したビエラやディーガをすでに利用している場合、ビエラ側からディーガプラスに録画した番組を見たり、ディーガプラス側からディーガに録画した番組を見ることも可能となる。

レコーダー部分は、UN-JL10T1とUN-JL19T1で共通となっている

ディスプレイ部分のサイズ・重量は、UN-JL10T1がW275×D15.5×H184.5mm・約0.82kgで、UN-JL19T1がW466.6×D23.8×H290.2mm・約3.8kg。レコーダー部分のサイズはW183×D180×H33mm(突起部含む)で、重量は約0.8kg。